笠ヶ岳

2006年9月30〜10月1日 晴のち曇
行程:

クリア谷登山口 笠ヶ岳 笠ヶ岳小屋(テント泊) 鏡平 新穂高
7:15 15:25-16:10 17:00(着)・6:00(発) 10:50-11:35 15:00

登山再開時からいくつか登りたい山のひとつで笠ヶ岳は気になっていた山である。この山に登るならクリヤ谷から山頂へと思い計画を練り、前日午後半休をとりゆっくり睡眠をとり深夜出発し中尾登山口前のバス停近くの駐車場に車を停め出発する。クリヤ谷からは行程が長く急登が続くコースでテントを背負って登れるかなど不安のあったが、それ以上に期待もあった。人気もないコースだったが笠ヶ岳へ登頂できた時は感無量であった。テント場からの日の入りとご来光も今までに見たことのない景色を見れて印象に残る山行のひとつになった。


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深夜出発し平湯より目指す笠ヶ岳が見える。
快晴である!
 
 

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調べておいた登山口近くの駐車場に車を停め、
槍見温泉わきを通ってクリヤ谷登山口に着く。
目印の電話ボックスよりスタート。長丁場なので
気合を入れる。

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増水時注意のクリヤ谷をなんなく渡渉
 
 

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8時半、お目当ての錫杖岳が見えてきた。
屏風岩のようで立派である。見たかったので
きれいに見えて満足

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別の角度からの錫杖岳とエボシ岩。
ここを過ぎると急登の始まりである。
 

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もくもくと暑い中登り続け11時、沢上部を
巻いていくとすると最後の水場が現れる。
水を入れ直し大量に汗をかいたので補給する。

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クリヤの頭を目指し上を見てもくもくと登る。
後方には穂高とジャンダルムの岩峰が見える。

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クリヤの頭を越え、雷鳥岩を目指す。
まだまだ先である。

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長い長い登りを詰めて、ほぼ時間通り正午過ぎに
雷鳥岩に到着。ここからは稜線伝いで笠ヶ岳を
眺めるもまだ頂は遠くに見える。

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これが目印の雷鳥岩。ここでお昼休憩し体力回復を
するも、この後、水筒の蓋が緩くてザック内が
水浸しになってしまう。

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稜線伝いに進み、だんだんと笠ヶ岳の頂が近くなってくる。
 

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14時過ぎ、あともう少しである。ここからの
笠ヶ岳のピラミダルな形もすごく良い!

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山頂直下はガレ場を進むも、いつのまにか登山道から
ずれてしまう。戻る途中、目の前に雷鳥がいた!。
 

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15時半、やっと笠ヶ岳山頂に到着する。
ガレ場の狭い山頂である。下から登った感があり、
達成感は今までで一番ある。

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休んでいるとガスが湧いたり陽があったりしていたら
ブロッケンが見え始めた。実際は写真より
もっと綺麗に見えた。

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山頂ではガスが湧き展望はいまいちであったが、
笠ヶ岳小屋に来ると一気に晴れ渡る。
小屋裏の小笠に登り大笠を眺める。

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小屋から少し降った所がテント場である。
目の前には槍穂高の稜線が一望で今までで一番の
展望が良いテント場である。

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テント設置後、こんな景色を眺めながら
ビールを飲む。至福のひとときである。
 

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稜線上に雲が流れてすばらしい景色。
後方の槍ヶ岳もくっきり見える。

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陽が落ちる前の穂高連峰。素晴らしい景色である。
今まで見た景色の中で一番良い【拡大】

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陽が落ちる前に夕飯の支度をする。
テント内から槍を覗く。今日は2張りのみである。

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陽が落ちる前の山頂方面。この後、急激に気温が下がり、
寒さでほとんど眠れなかったが、満天の星空であった。

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5時半、天気は曇り。槍穂から陽が昇るのを待つ。
朝日が洩れ始める。
 

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曇り空ではあるが、ちょうど光を浴びて
良い具合に雲が赤く染まりだす。
槍穂高がシルエットで丁度良い【拡大】

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大キレットより陽が昇りだし光が湧いてくる
早朝氷点下と思われる寒さだが暖かくなり始める。
 

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寒さでなかなかテントを畳めず30分以上かかり、
6時すぎに出発である。下山まで天気が持って
くれれば良いが…

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高曇りの中、稜線上を1時間程歩き抜戸岳まで来る
振り返ると笠ヶ岳があんなに遠くに、山容も良い
 

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秩父岩から一度降り、秩父平より振り返る。
 

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稜線上から槍穂高がよく見え、風もあまりなく、
順調に進んでいく。ここまで一人も合わず!

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大ノマ岳付近より抜戸岳を振り返る
日の出以来、朝日は拝めず!

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9時50分稜線上の道より少し離れ、だだっ広い
弓折岳山頂に到着する。まだ槍穂高は眺められる。

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弓折岳よりこれからは降りである。
休憩し、歩いてきた笠・抜戸方面を眺める。
 

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少し降り始めると、鏡平が見える。(真ん中下あたり)
ここからの写真はよく見るところである。どんな景色の
所かワクワクするが、この天気なので期待は出来ない。

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このあたりがちょうど紅葉の見頃か?天気も悪く
色映えがあまりよくないが、槍を見ながら降る。

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11時鏡平に到着する。小屋を挟んで池があり
小屋の向こう側の池からが展望台である。

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なんとか天気も持ってくれて、池越しに槍穂高が
眺められる。天気悪いのもあってか誰もいないので
ゆっくり撮影する。

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なんとか湖面に槍が映っているが、やっぱり
青空の下でここからの景色を見たかった。
が、独り占めでき満足である。

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鏡平で1時間近くゆっくりして下山である。
シシウドガ原を目指し降るも、小雨が降ってきて
ガレ場が滑りやすく慎重に進む。

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小雨の中、わさび平小屋まで降りてくる。ここからは
1時間ほど林道を歩き、新穂高に3時すぎに下山する。
新穂高よりバスで中尾温泉口まで乗り車を回収する。


今回、10月上旬だが三千メートルでは、こんなにも寒くなるとは思っていなかった。経験不足で装備も不十分であったような気がする。
紅葉か雪景色の時に鏡平にもう一度訪れたい。

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