谷川〜万太郎山

2006年5月22日 曇時々晴 
行程:

天神平 谷川岳 万太郎山 土樽
8:00 10:30-10:45 13:25 17:30

この時期なら残雪の谷川岳へ登れるのではと思いルートを考える。小さいとき土樽から万太郎山に向かう吾策新道を登ったが雨が強くなり半分ぐらいで下山した記憶がある。今回、できればと思い万太郎に縦走して土樽に降るルートを選択する。車を吾策新道入口の林道に停め、土樽駅まで歩き土樽から電車で土合に。そこからまた、天神平ロープウェイに乗り天神平からのスタートとなった。谷川まではトレースもあり、アイゼン装着で問題なく登頂でき、万太郎の稜線ルートもほとんど雪はなく、長時間だったが後は降るだけ、と思い吾策新道を降り始める。最初の痩せ尾根にビビりながら進むがだんだんルートが細くなり、船窪あたりで、完全に道に迷ってしまった。


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ロープウェイで天神平に。どこから登り始めたら良いか少し迷うが直ぐにトレースを見つけ出発。ここでは曇り空であった。

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少し登りと青空が見えてくる。
目の前に天神尾根からの谷川へのルートが見える。

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天神尾根上部は残雪がたっぷりと残っていた。
アイゼンを付け万全で直登する。

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ザンゲ岩は丁度日に当たり雪解けしている。
風もなく休憩するにはちょうど良い!

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順調に谷川肩までたどり着く。
天気も良く気持ちが良い。

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谷川岳トマノ耳。谷川岳登頂は、2度目である。
 

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これから歩く万太郎山への稜線!
雲が稜線を越え眺めは最高である。

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白毛門・朝日岳方面の眺め
 

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万太郎山への縦走路に進む
痩せ尾根が続く縦走路の為、緊張する。

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霧が湧いてくる、オジカ沢の頭へ向かう。
ここから岩場が続くため『慎重に』と気を引き締め進む

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オジカ沢付近から万太郎山を見る。
残雪が多く雄大な山容に感動する。

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笹原の気持ちが良い稜線路を歩んでいく
 

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大障子から万太郎山を望む
 

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万太郎山がだんだん近くなり最後の登りへとりかかる
 

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無事に万太郎山山頂へ登頂する。
何十年かぶりにやっと登頂できたと思い感慨にしたる

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万太郎山から苗場方面、霞がかかってしまう。
 

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吾策新道への分岐まで少し戻り、尾根を見下ろす。痩せた
尾根で緊張が走る。ここから残雪で岩場をどう降りたら
いいかや道が分らなくなるやらで、相当苦労する事になる。

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残雪の急なヤセ尾根を下り、井戸小屋沢の頭より万太郎を
見上げる。ここまでも岩場の残雪に苦労し何度かルートを
間違え戻りつつ降りてきて一息つくが、まだまだ長い。

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大ベタテノ頭より万太郎。ここまでで喉がからから
であった!緊張していたんであろう。ここからは岩場
もなく後は降るだけと思っていたが…
 
 
 
 
 

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大源太山を見たのち、船窪を過ぎてと思っていたら
トレースがなくなる。かすかな道なりを降っていくと
沢への急坂を降っていた。途中で間違いだと気づき
登り返す。道が分らなくなり焦りまくる。
一息つくことにする。地図をみて等高線をよみ夏道を
探しながら残雪の中を降る。残雪がなくなり夏道を
見つけた時は『助かった』と心底思ったが、
この後も三度道が分らなくなるも、日没前に下山できる。

≪反省と経験≫
念願の谷川から万太郎への縦走できたが、残雪期のメジャーではないルートでの単独歩行は危険性を伴う事について経験できた。無事下山出来て良かった、ではあるが一つ間違えば遭難である。下山して林道が見えた時は大の字で横たわってしまった!焦らず一息つく事・今どこにいるかわからない時は戻る事・地図を読む力も大切だが冷静になる事の大切さなど経験できたような?今回は、経験不足での山行であった。今後に生かしたいと思うが。

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