山上ヶ岳・稲村ヶ岳

2007年6月13日 くもり気味 
 

行程:
洞川母公堂
大峯山寺
稲村ヶ岳
法力峠 洞川母公堂
8:15 11:35・11:50 13:45・14:00 15:20 16:00

帰りがけせっかくここまで来ているので、もう一山登ることにする。気になっていた、女人禁制の大峰山の山上ヶ岳である。修験道の行ノ役者ゆかりの地であって、いたるところに修行の場があり、白装束の修験者が何人かすれりがった。普通は『こんにちは』だが『おまいり』と挨拶するのに驚いた。今までどこにもない厳かな雰囲気があった。
世界遺産にも認定され、登山口までの洞川までは道もしっかりして迷うことはなかったが、吉野口から登山口までは山道を延々1時間ぐらいかかってしまった。駐車場も迷ったが、一番アプローチの良い母子堂に停める。(数台しか停められない)時間があれば、稲村ヶ岳も周回したいと思い出発する。


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何処に停めるか迷ったあげく母子堂前の駐車場に停めされてもらう。

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天気よく川沿いの林道を少し進むと、厳かな橋が見えてくる。清浄大橋を渡り聖域に入る。

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橋を渡り直ぐに、『女人結界門』が見えてくる。横に由来の標識が立っていて読み干す。結界門と聞くと、行ってはいけないように感じてしまう。

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門をくぐると歩きやすいなだらかな上り坂が続く。
 
 

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お助け水で喉を潤していると、修行者の方と思われる法螺貝を持った白装束の方が降りてきた『おまいり』と挨拶される。なんて返してよいかわからず黙ってしまった。

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尾根にでる。ここからは大峰奥駆道のみちである。洞辻茶屋に到着するも全店休養中であった。店の中を突っ切る。
 

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ここを過ぎると岩場も現れ急な登山道になる。
 
 

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まずは、鐘掛岩に到着する。ここも回り込みながら鎖を使い登っていく。思っていたよりも岩場も厳しく難路である。

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ここの登りで、群れをなして岩場の隙間に沢山咲いていたイワカガミ

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岩場を乗り越え、振り返ると洞辻茶屋が下に見える。

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鐘掛岩の上にて役の行者様が。お参りをし進む。

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西の覗きの修行場。岩に上がり下を見てしまう。

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山頂近く、沢山の宿坊が見えてくる。一度、宿坊にも泊まってみたい。
 
 
 

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山頂部にある大峰山寺本堂である。中に入れて、見学できるか伺ったら見れるとの事で、堂内一周させてもらった。堂の周りの廊下に何体かの古い仏像があったのを思い出す。なかなか見られるものでないので、ゆっくりと見学させて頂いた。

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本堂から少し先に笹に覆われた山頂がある。
 

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山頂から目指そうと思う、稲村ヶ岳が見える。天気も悪くなってきた。

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日本岩から稲村ヶ岳方面を眺める。
 

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山頂からは一気に降ると西側の『結界門』が見えてくる。ここにもあるのかと思ってしまう。

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何度か山を越え稲村ヶ岳山頂に着く。山頂には展望台があった。

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山頂から先ほどまで居た、山上ヶ岳。ここから見ると山頂部が平らな山だと思ってしまう。

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稲村ヶ岳への道で沢山咲いていたシャクナゲ
 

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ようやく法力峠。良く歩いた、これからあと少し降れば下山だ。


【6月の大峰山でのお花】

コイワカガミ?         ?         シャクナゲ?

来てみて初めて今でも昔から続いている修験道の霊山だとわかった。女人禁制も昔からの先人達が守ってきた伝統を守り続けるという意味もあるのだとわかった気がした。
今回は、歩くだけではなく、歴史に触れられ修行の場も見られて、今までにない山行であった。
≪立ち寄り湯≫
洞川温泉…檜と思われる湯舟に透明な湯で時間も遅かったこともありのんびり入浴できた。


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