写真集で十字峡やS字峡の景色を見て日本にもこんな景色があるのかと思い見ていたが、ネットで情報を得て行けると判断し計画する。事前に阿曽原温泉小屋で道の状態を確認し天気予報も良さそうなどで決行する。前夜に扇沢で車泊し、帰りは欅平から電車とバスで車を回収する。
白竜峡・十字峡・仙人ダム。水平歩道と他では見れない景色が見れて、全行程素晴らしく思い出に残る山行になる。紅葉には少しはやかったようでそれほど混んではいなかった。
8時前トロリーバスを降りダム方面には行かず、バスターミナルを少し進み内蔵之助谷方面へ。 |
バスターミナル出口を出て、ダム下へ二百メートル程ジグザクに降っていく。 |
黒部ダム下まで降り、黒部川を対岸に渡る。 |
ダムはちょうど放流中であった! |
始めはこんな道を内蔵助谷分岐へ目指し進んでいく。 |
登山道から上を見上げると、岩壁から清流が幾度となく流れ落ちている。 |
沢山の小滝が登山道沿いを流れ落ちていく。他では見られない景色や道である。 |
鳴沢付近まで進む。このあたりから両脇の岩壁が迫り、川の勢いも増していく。 |
棒ノ木平付近。沢の音を聞きながら進む。 |
鳴沢小沢を過ぎる。渓谷を流れる水の色が鮮やか! |
別山岩屋を過ぎると、水平歩道っぽい道になり景色を見ていて転落しないよう注意して進む。 |
対岸遠くに見える、新越の滝。 |
登山道を横断して本流に流れ落ちる沢。陽にあたり輝いている。 |
岩壁にへばり付いて出来ている登山道。丸太橋もあり十分転落に注意し進む。 |
別山谷手前を梯子で高巻きして進む。景色はきれいだが、緊張の連続! |
三時間半ほどで別山谷出合に到着。ここは万年雪がある。他のグループと一緒に休憩する。 |
いよいよ白竜峡へ。X字谷が一層険しくなり、道幅も狭く緊張が増す。 |
下を見ると激流が流れ、水音が凄く迫力が増す! |
一番川幅いと思われた場所。 |
本谷へ落ちる滝 |
見応えがあった白竜峡の渓谷美。今回一番素晴らしかった。【拡大】 |
ここ数日雨が降ってないので、登山道に落ちる小滝もこの程度ですんだ。 |
白竜峡から1時間、十字峡に着く。登山道から少し外れると十字峡が見渡せる展望地に。 |
剣沢から十字峡へ落ちる滝。虹がかかっている。谷が深く光の明暗があり上手く撮れない。 |
昔、写真を見て訪れたかった十字峡!【拡大】 |
十字峡剣沢にかかる吊橋 |
吊橋から十字峡。足が竦む! |
十字峡過ぎても岩をくりぬいた桟道が続く。 |
S字峡。もう少し近くで見れると思っていたが、桟道から大分下であり、迫力は感じなかった。【拡大】 |
S字峡を過ぎると、東谷吊橋である。一番長く揺れる吊橋を対岸に渡る。 |
一日目最後の見所、仙人ダム。小さいダムだが、水の色はコバルトブルーできれいである。 |
仙人ダムは内部を通過し先を進む。ダム内部の高熱の作業道を進んでいく。ダム内部の歩道。外気とまるで違う気温である。高温の内部に列車がレールがある。なんか別世界の景色に見える。 |
ダム内部を歩き出口にでる。出口の柵には熊が入るのでしっかり閉めてくれと書いてあった。 |
17時前、やっと阿曽原小屋に到着する。写真を撮りまくっていたのでなかなか進まなかった。テントを張り、露天風呂に入りビールをのんで、至福の時間だった。テント場から露天は10分ぐらい降りたったところにある。 |
寒くもなく良く寝れた。午後から降雨あるかもとの事で、トンネルが水びだしにならないよう早目に出発して危険地帯を通過したい。少し歩き阿曽原を振り返る。 |
曇り空の中、折尾谷に着く。ここまで意外と長かった。大きな滝があり滝つぼで小休憩する。見応えもあった。 |
暗い砂防堤内トンネル。雨が降ったら渡れなくなりそうな感じである。 |
大太鼓付近の桟道を進む。岩壁の高いところに桟道が作ってある。 |
大太鼓を進む |
こんな感じの道を進んでいく。 |
志合谷の真っ暗なトンネル、150メートルもありヘッドライトがないと進めない。 |
欅平への駅へ尾根を一気に降りると駅に下山する。念願の下ノ廊下を歩き切り満足感一杯である! |