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去年歩こうと思っていた槍穂高縦走、天候不順で諦め下山したが、今年は天気がよさそうである。 一年越しではあるが大キレットは何年も前から歩きたかった憧れの縦走路である。大キレットを通過中以外は天気よく大展望だった。 満足感一杯で上高地に下山する。
快晴の上高地。三日間無事で楽しめるようにと思いながら歩き始める。今日は槍の肩か殺生まで登りつめたい。 |
木漏れ日のあたる小川。 |
3時間程林道を歩き横尾に到着。槍・穂高に向かう分岐で皆、休憩している。 |
槍見の河原から穂先が見える。稜線上も快晴だ! |
槍沢でお昼休憩。最近は外国人の登山者も多く、沢山の人が休憩していた。 |
槍沢を登りつめる。 |
大量の汗をかきながら登る。残雪跡から冷気が吹き込んできて寒いぐらいであった。 |
8月でも槍沢には沢山の高山植物が咲いていた。 (ハクサンイチゲ) |
坊主岩の分岐。長い登りで暑さもあり、予定より遅れている。ガスも出始め今日は殺生を目指す事にする。 |
本日の宿泊地の殺生より。17時前ここもテント場混雑し、なんとか張れる場所あり。 |
5時外に出ると晴れわたっている。急いで出発の準備をする。 |
朝日に当たる槍の穂先 |
槍ヶ岳山荘にザックを置き、身軽になり鎖と梯子をよじ登り山頂に。 |
朝、空気も澄んでいて遠くまで展望が良い!裏銀座方面 |
これから縦走する穂高連峰【拡大】 |
真下に槍ヶ岳山荘がみえ、後方にピラミダルな笠ヶ岳【拡大】 |
山荘に戻り、テント場を通過しキレットへ |
一つ目のピークの大喰岳 |
中岳山頂にて休憩。槍が少しづつ遠のいていく。 |
天狗原への分岐。このあたりは大岩のガレ場を進む。 |
南岳を通過すると、南岳小屋が見えてくる。ここでお昼休憩し準備万端で大キレットへ |
小屋を過ぎ、大キレット最低コルへガレ場を急下降。 |
高度感のある梯子を降っていく。 |
急降下を過ぎると、痩せた尾根を幾つかピークを越えて最低コルまで降る。飛騨側よりガスが湧きあがってきた。 |
大キレット最難関の長谷川ピークに近ずく。ナイフリッジの岩稜を気を引き締めて進む。 |
両側が切れ落ちた岩稜。高度感で足が竦むも三角点保持で進んでいく。 |
岩にHピークとだけ書いてある、狭い山頂を通過する。 |
長谷川ピークの下りは、一番の難所の岩場で高度感ある。足場が分からず、1か所馬乗りで通過! |
ガスが湧く滝谷と北穂への岩稜 |
A沢のコルを過ぎ、長谷川ピークを振り返る。ここから見る長谷川ピークは切り立った岩稜で迫力ある。【拡大】 |
滝谷の岩壁 |
北穂の登り。飛騨泣きと思われる岩場! |
飛騨泣きのナイフリッジの鎖場。登りの為か難なく通過できた。 |
岩場の急登を登り切りと小屋のテラスへ出る。緊張が解れテラスでコーヒーを飲みながら休憩。山頂へでるも霧で展望なく今日は北穂小屋でテント泊する。テント場は小屋から10分程進んだ場所にあり、整地され良いテント場でありゆっくり眠れた! |
深夜、雨が降っていたが晴れあがっていた。北穂高テント場より日の出を待つ。 |
北穂山頂に寄ってから出発する。昨日通過した大キレットと槍への稜線【拡大】 |
山頂でゆっくりしていると、ガスが湧きブロッケンが現れる。はっきりと影と虹が見えた。 |
北穂の南峰。南峰は巻いて進む。 |
北穂から涸沢岳までも気が抜けない岩稜の岩場が続く。 |
涸沢岳のガレ場の急坂を登ると、難所を通過する。 |
涸沢岳から北穂と槍の稜線を振り返る。 |
穂高山荘のテラスより |
奥穂高山頂。今度は、西穂へ縦走してみたいと思いながら眺める。【拡大】 |
奥穂から槍ヶ岳 |
吊尾根を進み前穂へ進む。岩稜の痩せ尾根だ! |
紀美子平の分岐。 |
前穂高の山頂。割と広めの山頂 |
吊尾根から奥穂。割と高低差がある。 |
前穂の北尾根の岩稜 |
山頂を後にし、重太郎新道にて一気に標高を落とし上高地に下山する。 |
岳沢パノラマより。思ったほど急坂ではなかった。 |
岳沢近くなると道も緩やかになり、お花畑が広がっていた。 |
岳沢ヒュッテ跡。暑く最後の休憩をとる。 |
岳沢から上高地へ。振り返り奥穂を眺める。 |
岳沢付近まで降ってくる。 |
岳沢の湿原。3日間とも天気よく念願の大キレットも通過し無事下山する。 |