十月連休を取り、まだ行ったことのない飯豊山・鹿島槍〜五龍・赤石〜荒川のどこにするかギリギリまで悩み、天気が一番良さそうな鹿島槍から五龍岳を歩いてきた。車を扇沢に駐車し、白馬五竜スキー場に下山し電車とバスで回収する。八峰キレットよりも五竜岳への登りが岩場が続き危険であった。
天気は思ったより良く、紅葉も三日目の遠見尾根が見頃であった。
扇沢の爺ヶ岳登山口。上空は雲で覆われている。 |
急登を登り振り返ると、一瞬雲が切れ針の木岳も見える。 |
赤や黄色の木々が見え始めてくる。 |
最初はグンと登り、その後はゆるやかな登りになる。 |
種池山荘が見えて来る。 |
厚い雲の中の爺ヶ岳を目指す。 |
爺ヶ岳中峰山頂。途中、雷鳥を見かけた。 |
山頂を後にし、冷乗越まで急な坂を降る。 |
冷池山荘でからテント場までは少し距離がある。テント場より山荘を見る。 |
冷池テント場 |
予報では午前中は天気もつとの事だが、ガスが立ちこもるなか出発する。 |
小雨が降る中、布引山に到着する。 |
布引山を過ぎた辺りから頭上が明るくなり一気にガスがひき、目の前に稜線が見え始め感動する。 |
鹿島槍への稜線もみえて、足取りも軽くなる。 |
雲の上より、立山連峰と剣岳の姿が現れる。 |
鹿島槍ヶ岳山頂に着くと、ガスは消え青空が見え快晴に。 |
今までの天候が嘘のように剱岳がはっきり見える。【拡大】 |
山頂を後にし、吊尾根分岐まで降りこれから進む八峰キレットから五竜を望む。 |
吊尾根からは急なガレ場を一気に降り振り返る。 |
鎖場もあるが、天気も良くなり問題なく進んでいく。 |
キレット底部近くになると岩場も険しくなり、この梯子で信州側にでると小屋はもうすぐに |
キレットにて、飛騨側を見ると、くっきりとブロッケンが!こんなにはっきりとしたブロッケンは初めて見る! |
真下に小屋がみえ、あと少し! |
キレット小屋は営業終了していた。ここで剱岳を見ながら休憩 |
ここから五竜までは、いくつものピークを越えていく。 |
次の目標の、北尾根の頭への登りが見える。 |
一度降り、口ノ沢のコルに着く。 |
30分ほど登り、北尾根の頭に登り切る。 |
五竜への岩峰のピークが次々と見える。 |
このあたりから梯子・鎖の連続となる。体調もよくなくペースが落ちてしまう。 |
G4付近の岩峰を進む。 |
一番の難所!この岩場に鎖あり横切るように進む。足場も不安定! |
G4を越え、山頂直下のガレ場を登れば頂が見えてくる。 |
五竜山頂から山荘方面。影五竜が見える |
唐松への稜線と、遠くに白馬の山並み。 |
一日かえ歩いてきた鹿島槍までの稜線を眺める。【拡大】 |
16時過ぎ遅れて五竜山頂。雲海に西日がひかり剣が浮かび上がる。 |
G3付近を降る。降りも岩場の連続で気を引き締めて進む。 |
降り途中で見つけた雷鳥 |
17時、やっと五竜山荘に到着する。陽が沈む前に、急いでテント設営する。 |
三日目、唐松岳経由かそのまま遠見尾根を降って行くか迷ったが、午後から天候不順であるため、遠見尾根を降っていく事にする。五竜岳を見納めし下山開始する。 |
遠見尾根の分岐。後方に唐松岳への縦走路が見える。 |
紅葉の遠見尾根を降っていく。 |
標高を一気に落とし、西遠見付近の紅葉。紅が良く出ている。陽が当たるとなお良いが |
西遠見から五龍を振り返る。 |
西遠見山を過ぎた池塘が現れる。 |
遠見尾根からの鹿島槍も双耳峰がよく見え形がよい。 |
ゴツゴツした岩峰の五竜岳もすばらしい |
中遠見山までくると木々の色が鮮やか。曇り空の為,輝いて見えないのが残念。 |
テレキャビンのアルプス平を目指して下山する。 |
ようやく小遠見山に着く。 |
ガスの中、黙々と降る。 |
アルプス平の紅葉 |
下山する |