夏の連休、北アルプスの薬師岳から五色ヶ原への縦走を計画していたが、天気予報では悪くなりそうな為、一泊二日で飯豊連峰最北端の杁差岳に変更する。山深いため山頂までの道のりが長いが、山頂付近の稜線には、池塘が点在し高山植物も豊富で百花繚乱であった。
直前に折立へのバスの予約をキャンセルして、九時半に飯豊山荘から丸森尾根を登り始める。 |
この日は蒸し暑く、歩き始めて30分程で汗が止まらず休憩する。 |
急登の連続で、汗が止まらず足が進まない。 |
樹林帯に入るも、急登が続く。 |
予定より大幅に遅れて夫婦清水に到着する。脱水気味で水分補給。 |
丸森峰近くなると、ようやく視界が開ける。 |
二時半、丸森峰まで登り切る。長い登りも一段落する。 |
丸森峰を過ぎると高山植物が現れ始める。 |
登りも緩やかになり尾根道を進む。 |
イワカガミ |
丸森尾根を登り切り、地神北峰に到着する。稜線に登り切る頃には、ガスが湧きはじめていた。 |
頼母木方面に降り始めると、晴れ間もでて稜線があらわれる。 |
頼母木への降り、飯豊固有種イイデリンドウを見つける。 |
頼母木山山頂までの道のりは、イイデリンドウが至るところに咲いていた。 |
頼母木山付近の稜線 |
たおやかな稜線を歩く。 |
ヨツバシオガマ。高山植物も沢山咲いている。 |
頼母木山山頂。ガスもとれ晴れわたる。 |
稜線の真ん中に建つ頼母木小屋が見えてくる。 |
夕暮れ、小屋よこにテントを張る。稜線上だが、冷たい水を汲み上げ豊富。 |
夕暮れ時、杁差岳を眺める。 |
日本海に沈む夕日 |
杁差岳へ往復する。早朝の歩き始めは、霧で何も見えなかったが、徐々に稜線が見え始める。 |
大石山への稜線上の道は高山植物が咲きほこる。 |
大石山周辺の稜線【拡大】 |
杁差岳と、稜線に咲くイブキトラノオ |
奥胎内への分岐 |
杁差岳へは登り降りが続くが、色々な高山植物が咲いている。 |
鉾立峰周辺は、ハクサンシャジンが群落していた。 |
目の前の鉾立峰を越えて進む。 |
杁差岳へ |
8月初旬の稜線上は、イブキトラノオが咲き誇る。 |
杁差岳へ最後の登り。 |
杁差小屋が見え山頂に近づくも、ガスが湧きはじめる。 |
杁差岳山頂から前杁差方面 |
山頂をあとにし、頼母木小屋へ戻る。 |
頼母木小屋へ戻り、テントを回収すると、ガスの合間から杁差岳が見える。 |
頼母木山へ近づくと、ガスの中に入り視界不良になる。 |
扇ノ地紙の分岐まで進むが、明日も天候不順の為、梶川尾根を降る事にする。 |
梶川尾根を降り始めると、ガスの下にでて梶川尾根の稜線が見える。 |
梶川尾根はチングルマの群落で、斜面が白くなっている。 |
秋の花、マツムシソウも咲いていた。 |
稜線は、厚い雲で覆われていた。 |
最後も長い急坂を、クタクタになりながら下山する。 |