二年前、聖岳登山口の便ヶ島までの林道が通行止めの為、登れなかった聖岳に向かう。聖岳は、最南端にある3,000m峰で南アルプス特有の樹林帯の急登が続く山である。
予報では二日目は天候回復するはずだったが、朝からガスがたち込み山頂からの展望は得られなかった。
林道に入ってから便ケ島までの急峻な長い林道を走り、ようやく登山口に着く。 |
営林署で作られたと思われる、トンネルを進む。 |
ガレた林道を歩き、西沢渡に到着する。今回は水量も少なくゴンドラを使わず。 |
沢を渡ると、シラビソの原生林になる。長い樹林帯の急登の始まりだ! |
標高1,600m地点。200mごとに標識ある。 |
同じような樹林帯の急斜面を登り、苔平という場所に着く。 |
地名通り、苔の絨毯がひろがっていた。 |
長い長い樹林帯から、視界が開け稜線間近になる。 |
薊畑分岐にようやく登り切る。風強く上河内山方面はガスで見えない。 |
聖平小屋へ向かい、降っていく。 |
薊畑のお花畑 |
シロバナノヘビイチゴが良く咲いていた。 |
霧の中、稜線から聖平小屋へ |
よく整地されていた、聖平小屋のテント場、水場も有。 |
予報では晴時々曇であったが、霧で何も見えないまま薊畑分岐まで来る。ザックをデポし聖岳目指す。 |
霧が深い中、小聖岳を目指す。 |
小聖岳まで登ってきたが、霧で視界ゼロ。目の前の聖岳がまったく見えない。 |
登山道脇に咲く、霧雨に濡れたシャクナゲ |
ガスが一瞬ひき、聖岳が目の前に現れる! |
聖岳大斜面下に到着。これからが、ガレ場の急登が待っている。 |
ガスが掛かった山頂目指し、ガレ場をジグザグにひたすら登っていく。 |
ガレ場に咲く花、タカネシオガマ。 |
オヤマノエンド |
伊那側より青空が見え隠れする。晴れるのではと期待をかけてしまう。 |
ガレ場の急登を黙々と登り、思ったより早く登頂できた。 |
諦めかけていた時、ガスの合間から富士山が見えた。 |
折角なので、奥聖岳へも足を延ばしてみる。 |
奥聖岳への稜線上には、キバナシャクナゲが沢山咲いてた。 |
奥聖岳山頂に着くと、増々ガスが広がりあたり一面見えなくなる。 |
聖岳に戻り、小聖に向け急斜面を降っていくが、濃霧で目の前しか見えない。 |
ザックをデポしている薊畑帰ってくる。益々視界不良になり、風も強く休む間もなく下山開始する。 |
悶々と樹林帯を休みなく速足で降り、一気に標高を落としていく。 |
西沢渡まで降ってきた。ゴンドラ使わず渡れそうだ。休まず降ってきたので、川べりで休憩する。 |
二日間とも天候悪かったが、聖岳登頂でき無事下山。満足であるが、今度は晴天時縦走しようと思う。 |