南アルプスの南部のまだ未踏の縦走路、聖岳から赤石岳を二泊三日で歩いてきました。 登山基地の椹島までの移動手段は、東海フォレストが運営するバスのみの為、バス利用約束の宿泊小屋は、二日目に百間洞山の家を選んだ。 予想通りでしたが、聖岳から百間洞山の家まで、アップダウンが大きくコースタイム以上時間がかかる縦走路でした。
二度目の椹島。最奥地だけあり、登山口まで来るのに疲労困憊。 |
聖沢登山口までは林道を40分程戻る。聖平小屋までは6時間ほどの長丁場。 |
登山道に入ると、うっそうとした樹林帯の急登が始まる。 |
小さな尾根を越えると、トラバース気味に聖沢吊橋まで進む。 |
思ったより時間がかかり、ようやく聖沢吊橋に到着する。河原までおり昼食。 |
聖沢吊橋から、再び急登が始まる。 |
乗越と思われる所に標識ある。半分以上は過ぎているが、ここまで体力消耗していて、先がまだまだ長く感じる。 |
吊橋で小さな沢を何度か渡る。 |
ガレ場も進み、岩頭滝見台へ。 |
やっと、絶壁の岩頭滝見台に着く。眼下の渓谷と対岸の滝を見て小休憩。 |
吊橋を渡り、聖沢沿いに小屋へ進む。 |
五時前に、ようやく小屋へ到着する。夕暮れ時、寒さもありテント設営し一息つく。
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4時55分、夜明け前に出発、できれば赤石山頂避難小屋まで進みたい。薊畑の分岐で明るくなりヘッデンを外す。 |
小聖岳の登りで陽が昇り、富士山の頭が見える。 |
小聖岳山頂。前回見れなかった、聖岳の山容が見れた。 |
茶臼岳から光岳の稜線。 |
山頂までガレ場の九十九登り。急登だが、順調に高度をあげる。 |
聖岳山頂 |
大沢岳から赤石岳の稜線。 |
兎岳へ、急な下りが始まる。 |
ウラシマツツジの紅葉 |
これから越えていく山々が見える。稜線上、紅葉した木々が良い。【拡大】 |
兎岳への鞍部手前、赤い岩が現れる。ラジオラリアチャート岩盤だ。 |
鞍部より赤石岳を望む |
標高差四百メートル降って、聖岳を仰ぎ見る。 |
兎岳へ急な登りになる。 |
展望良い兎岳山頂。思ったより時間が経ってしまう。 |
兎岳から聖岳 |
小兎岳への稜線より。 |
ピラミダルな山容な中盛丸山。 |
中盛丸山への登り。 |
中盛丸山から大沢岳。 |
大沢岳の中腹の長い巻き道を進むと、ようやく小屋が見えてくる。 |
百間洞山の家は、脇に小川が流れる素晴らしいところ。夕食も、名物のとんかつや蕎麦など食べきれないほど。 |
椹島からの最終バスに間に合わせる為、三日目も暗い中出発する。 |
夜明け前、風も寒さもなく快調に百間平まで上がってくる。 |
明るくなり、馬の背の稜線を進む。曇り空だが赤石岳が望める。 |
紅葉が広がる斜面と聖岳 |
赤石岳南西面の大斜面のガレ場まで進んでくる。 |
ガレ場の大斜面をトラバースして登りつめて行きます。 |
山頂部まで登ると、砂礫の二重山稜が広がり山頂へ。 |
赤石岳山頂。頭上には、どんよりと黒い雲が広がり雨が落ちてきような天気。かろうじて富士山が眺められた。 |
大倉尾根の分岐へ降る途中、とうとう雨が降り出してくる。 |
雨と時間を気にしながら、速足で降っていく。 |
富士見平まで降ってくる。降ってきた赤石岳を振り返る。 |
赤石小屋。少し時間に余裕ができ休憩して先を急ぐ。
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ここからが、長い長い樹林帯の下り坂。雨も本格的に降ってきてペースが上がらない。 |
ようやく林道見え、ギリギリで椹島に下山できた。
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【下山後の温泉】:南アルプス赤石温泉 白樺荘