当初は、北アルプスの雲ノ平を予定していましたが、天気予報ではどっちとも言えず微妙であった為、確実に晴れ予報の飯豊山に変更しました。
主稜縦走は2011年の秋に訪れて以来で、その時はガスの中を歩いた思いしかなかったが、ようやく晴天の中を歩けました。登ってみたかった「石転び沢」から上り、「ダイクラ尾根」へ降りました。
三日目、余裕を持って降ったダイクラ尾根でしたが、暑さと水分不足で熱中症の症状が現れ、予定時間より大幅に遅れて下山しました。久しぶりのテント山行で、とにかく大きな怪我なく下山でき本当に良かった。
湯沢のゲートを越えて、温身平までブナ林の中を林道歩き。 |
温身平で、稜線を見ながら休憩。 |
砂防ダムから登山道となる。 |
沢沿いの、ブナ林の道。 |
深い谷間、沢沿いや高巻きしながら進んでいく。 |
崩壊個所を通過。アップダウンもあり、暑さな中なかなか進まず。 |
石転び沢雪渓の末端まで登ってくる。雪渓の冷気が流れ込んでくる。 |
所々、雪渓に空洞ある。この先は、気を付けて登らければ。 |
雪が溶けた場所からは、高山植物が咲き始める。 |
咲き始めの、ハクサンコザクラ。 |
これから登る、石転び沢を見上げアイゼンを付け準備。 トレースも見当たらず、今日は誰も登っていない様子。 |
クラックや落石を注意しながら、危険地帯をみき分けながら慎重に登っていく。 |
緊張の中の登り、左岸の小滝が癒される。 |
雪渓登り中、上空よりガスが舞い降りて視界悪く、GPSで位置を確認しながら進んでいく。 |
雪渓上部、大きな落石も多く見える。 |
一段と急斜面になると、中の島と思われる陸地が見えてきた。 |
雪渓も終わり、アイゼンを外して一息つき休憩。登ってきた、石転び沢を見下ろす。 |
中の島からの登りで上空を見上げると、青空が見える。 |
上層部の雪渓のトラバースは雪が解けていて、難なく通過できた。 |
稜線間近の斜面、黄色いミヤマダイコンソウ・シナノキンバイが沢山咲く道。 |
梅花皮小屋手前の雪解けの小川、脇には高山植物が咲いている。 |
ハクサンコザクラなど |
梅花皮小屋に着くと。稜線上は晴天であった。高山植物も咲き乱れていて疲れが飛んでいく。 |
本日の宿、梅花皮小屋のうえの台地にテントを張る。梅花皮小屋周辺は水場あり絶景だが5〜6張で一杯に。 |
早朝のテント場より。斜面一面に咲くイブキトラノオと北股岳。【拡大】 |
歩き始めると、みずみずしいヒメウスユキソウの大群落が至る所に見られる。 |
振り返ると、朝日に照らす北股岳と梅花皮小屋が見える。 |
梅花皮岳の登りは、今山行で一番の花畑。山頂までイブキトラノオ延々と咲き乱れている。 |
快晴の梅花皮岳山頂。 |
北股岳から門内岳への稜線。 |
烏帽子岳へ花々が咲く稜線を歩く。 |
稜線上にはコバイケイソウも多く咲いている。 |
道端に青く咲く、イイデリンドウ。 |
烏帽子岳山頂からも大展望。御西岳への稜線。 |
稜線上はイブキトラノオなど百花繚乱。 |
大日岳を見ながの稜線歩き。 |
御手洗の池、暑すぎ休憩を何度も。 |
前回来た時は何も見えなかった、天狗の庭。 |
天狗の庭、ハクサンシャジャンの群落。 |
残雪が残る飯豊山。 |
お花畑の先に、御西小屋が見えてくる。 |
暑さで大日岳を諦め、御西小屋でお昼を食べ大休憩する。 |
歩いてきた稜線を振り返る。 |
コバイケイソウと大日岳【拡大】 |
草月平。この辺りも高山植物が豊富。 |
飯豊山手前の、駒形山から。 |
二度目の飯豊山山頂。暑さで、予定より大幅に遅れてしまう。 |
御西岳への広大な稜線。 |
本山小屋へ向かう。 |
小屋より五分程降るとテント場が見えてくる。夕方より風強く、深夜に何度か目が覚めてしまう。 |
早朝外をのぞくも、風強く濃霧が続く。今日は下りのみの為、時間に余裕あると思い少し遅らせ出発する。 |
歩き始めると頭上に陽がさし山頂に着く頃には、ガスが消え稜線が見えてきた。 |
これから降るダイクラ尾根。 |
降り始めてすぐ、虹が現れ足を止める。 |
快調に降り、宝珠山が近くに見えはじめるがここからが長い。 |
ここから、滑りやすい急斜面を降る。整備後だが、滑りやすく難儀する。 |
難所を降り振り返る。一息つくが、暑さでバテ気味に。 |
ザレ場の斜面のトラバースも難なく通過。 |
宝珠山付近より、歩いてきた飯豊連峰の稜線。 |
宝珠山手前のハクサンコザクラの群落。 |
宝珠山山頂は手前で巻いて、まだまだ長いダイクラ尾根を見下ろす。 このあたりより、暑さと脱水症状でちょくちょく休憩しながら進む。 |
ようやく千本峰の岩峰が見えてくる。水分も残り少なくなり、完全に足が止まってしまう。 |
休場の峰を過ぎると、樹林帯に。
日差しはさえぎれるも、熱中症の症状がではじめる。長坂清水の水場を頼りに怪我をしないようゆっくり降る。 |
頼りの長坂清水に着く。水場は、ロープがある急斜面をここから5分程。 水滴が落ちる程度だったが、これだけでも生き返る。遅くなっても良いのでゆっくりと休んだ。 |
明るいうちに、桧山沢の吊り橋まで降ってこれた。安心し、水辺で休憩し体を冷やす。 |
暗くなる中、林道を進み下山する。遅くなったが、無事に下山でき良かった。 |
【下山後の温泉】:道の駅関川「桂の関温泉 ゆ〜む」